*これがスペインの当たり前。

日本では当たり前に行われていることが、スペイン(特にアンダルシア)では当たり前ではありません。それは、一歩外に出ると、向こうからやって来るのです。
ちょっと、それらを紹介しましょう。

1.バスなどの交通機関の巡回ルートが何の前触れもなく変わる。

バス停でいつものようにバスを待っていた、カルメンさん。5分くらい過ぎると、見知らぬ女性が近づいてきて、
「ねえ。ここにはバスは来ないわよ。なんだか向こうの道を工事している関係で、違う通りを迂回しているらしいわ。」
カルメンさんは、何も変わらない様子で、「そうなんだ。ありがとう。」と言って、多分 そっちにあるであろう仮設バス停に向かいました。
このように、ある日突然 何の断りもなく バスのルートが変わったり、その日だけその道を通らなかったりするのは、こちらでは当たり前。

2.交通期間の運行予定は、前の日に確認すべし。

ホームページを持っている関係で、よくセビージャの交通機関の時刻表を聞かれるのですが、日本のように1年先、半年先の予定を聞くなんて、こちらでは失笑を買うことです。誰もそこまでの予定は、わからないし、決めてはいません。それが、スペイン流。(決まっていたとしても、何があるかわからないのですよ、最後の最後まで。)
都市部では、決まっていたとしても、小さな町村などに行ったら、時刻表なんてあってないようなもの。日本と同じように過ごしたい方向けではありません。何もかもうまく行かず、ストレスになるだけですからね。

3.テレビのプログラムは、予告時間通りには始まらない。

日本では、外出している際に見たい番組をビデオ予約して録画するのが当たり前ですよね?それは、9時から始まるという情報があって、そして その番組が9時ぴったりに始まるという常識があるからですね。
こちらでも、新聞などには当日のテレビ番組の予定が載っていたりしますが、個人的には誰が見ているのだろうという感じ。見ているとしたら、タイトルのみでしょう。(内容なんて書いてないっす。)というのも、9時からと書いてあるプログラムは、9時には始まらないのが常識。昨日は、9時8分から始まった番組が、今日は9時17分から始まるのがスペインなのです。でも、ご安心を。はっきり言って、ビデオ予約までして見たいと思うような番組はありませんから。
あと、来週の予告までやっておきながら、来週は別の番組を流すのもこちらでは、当たり前。いつのまにか、番組が終わり、いつのまにか、また始まったり。

4.最後の最後まで予定はわからない。

一郎さん「来週の日曜日、何してんの?」
ホセさん「わからないよ。何故?」
一郎さん「うちでパーティーやろうと思っているんだけど、来ない?」
ホセさん「う〜ん。わからないなー。行きたいけど。また、来週聞いてくれない?」
一郎さん「でも、何人来るか知りたいから返事ほしいんだ。」
ホセさん「ごめんよ。でも、わからないんだ。友達何人かも誘いたいしー。
来週の金曜日くらいには決断するよ。。。。」
一郎さん「えーっ。。。。。」
ホセさんが特別に優柔不断なのではありません。これ、こちらでは当たり前のこと。別に他と比べて行きたい方に行こうなどと、悪巧みしているわけではありません。ただ単に、スケジュールを前もって決めるという習慣がないのです。逆に、突然 どこかにみんなで行くということもあり得ます。
この習慣に慣れると、こっちの方が楽になってくるのは不思議です。(日本に帰った際に、これで迷惑をかけた友人が何人かいると思います。ごめんなさい。でも、もう無理なんです。できないんですよ。)

5.サッカー・スペインリーグの試合日程は、その週にならないとわからない。

これびっくりなんですが、本当なんです。どのチームとどのチームが対戦し、場所もどこでやるのかということは、だいたい決まっています。いつ(日にち)もだいたいは決まっています。しかしながら、何時に始まるのかは、“いつ”がはっきり決まらないと決まらないのです。それは、だいたい決まっている“いつ”の日の4〜5日前。
日本から、その試合のためだけに来るなんて、リスクが高すぎます。1つの試合を見るために、だいたい前後2−3日は、そこに滞在する
つもりでないと、試合を見ることはできないのです。だって、“日にち”も変わる可能性があるからです。
すごいでしょ?
何故なんだーと思いきや、そこにはお金が絡んできます。放送権の問題ですね。テレビ会社が放送するかしないか、どこが放送するかによって日にちも時間も変わってくるということです。
わかります??
3.でテレビのプログラムについて説明しましたが、それを理解していただければこちらも理解できると思います。

6.銀行員って、銀行に勤める人でしょ??

以前、日本へ送金をしようと思い、自分の口座があるBBVA(ちなみに、スペインで一番大きい銀行だと思います。)に行きました。
スペインでは口座がないと海外送金はもちろん、国内送金もできません。(理由はわかりませんけどね。)
ちなみに、口座がない場合、口座を作り、そこから送金するか、もしくは 送金専門の会社に頼むかということになります。(高いんですよ、手数料。)
本題に戻りましょう。
どの通貨で送金できるのかと聞いたら、ユーロと答えたので、ユーロで送金することにしました。それが決まると、その銀行員のおじちゃんは、おもむろに机の中から30センチくらいあるファイルを取りだし、その中の資料を1枚ずつ見始めました。30分後、わかったと言い、送金を始め、約1時間後に送金手続きが終わりました。
その3日後。電話が鳴り、出ると その銀行のおっちゃんでした。「実は、ユーロでの送金はできなかったんだ。日本円かドルだったら出きるけど、どうする?電話でやることもできるよ。」と悪気も無く言うんです。“あーあ、おっちゃん やっちゃったよー。”と思いながら、電話では嫌だから明日、銀行に行くからと言って、切りました。電話で間違いがあって、それをわたしのせいにされたら困ると思ったからです。翌日、また30分くらいかかりましたが、日本円で送金できました。
それは、まるでドリフのコントのよう。“ドリフの大爆笑”の“もしも”のコーナー知っていますか?“もしも、こんな○○がいたら〜”というコントです。長さんが、最後に「だめだこりゃ。」と言って、締めくくるコントですが、あれは日本だから受けるギャグですね。こちらでは、もしもこんな○○がいたら〜と思ったら、本当にそういう人がたくさんいますからね。ギャグではなくて現実なのです。
銀行員からして、しかりですからねー。。

― まとめ ―

以上はほんの一例。ここまで読んでいただければ、なんとなくわかっていただけると想像しますが、全てが適当なんです。日本は、全てがきちんと決められていて、環境が整っているのは当たり前。だから何もしなくても、物事がきちんと運ぶ。スペインには、そういう環境は、ないんですよねー。その日、その日に起こることを楽しむ余裕がないと、ここには住めません。
日本の整った環境も楽なんですが、こちらの適当さも何故か心地よいです。適当さって、人を楽にさせますよね?? はっはっは。

 

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